投稿者「大森正治」のアーカイブ

卒業式で子どもたちから元気もらう

11日は中学校の卒業式、きょう20日は小学校の卒業式。地元の大山小学校の卒業式に参列しました。

卒業生は24名。大山小学校では人数の多い学年です。今年の卒業生は、運動面で大活躍。郡の陸上競技大会の400mリレーで優勝するなど好成績を続出、水泳大会でも大活躍だったそうです。だからでしょうか。卒業式でも堂々としていました。頼もしさいっぱいの12歳、卒業生でした。

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会場はフロアでの対面式。担任の先生に名前を呼ばれたら、一人一人が将来の夢を語ります。みんな元気な声で自信を持っての表明です。将来は、水族館の飼育員に、学校の先生に、お母さんのように看護師に、青年海外協力隊員になって世界へ、野球が好きだからプロ野球の選手に、陸上競技で東京オリンピックに出たい、等々、その子らしい可能性を秘めた将来の夢です。聴いていて心の中で頑張れよ!とエールを送っていました。

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最後は、在校生との呼びかけで、6年間の思い出を発表し、親や地域の人への感謝の気持ちなどを表していました。この中で卒業生が歌った歌は、「最後のチャイム」。素晴らしい歌声でした。

この子たちの10年後、20年後が楽しみです。そのためにも、この子たちにいい社会を渡してあげなければ・・・

一般質問終わる

2問、教育委員長と町長に質しました。

1問目は、「土曜授業」について問い質しました。自民党・安倍内閣が進める「土曜授業」はするべきではないという観点で質問しました。大山町教育委員会の答弁は明快でした。

自民党の公約である「土曜授業」は、学校の教育課程(時間割)に位置付けられた学習を意味しており、『「土曜授業」の実施については、学校5日制の下で実施されてきた学校、家庭、地域社会の取り組みをきちんと検証し、その成果や課題を明らかにした上で、改善の必要があればそのための法や体制を整備し、行うべきものと考える』とし、さらに『本町では学校ごとに教育課程を工夫することで必要な授業時数は確保しており、』 『中学校の部活動やスポーツ少年団活動、公民館・図書館の子どもを対象にした週末事業にも熱心に取り組んでいるので、今のところ「土曜授業」を導入する考えはありません』と明快です。

学校5日制は定着し、土曜日を子どもたちは様々な過ごし方をしています。それでいいのです。仮に、「無為に過ごしている」としても、それも子どもにとっては必要です。それがあるから、月曜日からの学校生活に集中できるのです。土曜日に授業を増やしても、真の学力が伸びるものではありません。

 

2問目は、大山診療所の固定医について質しました。

大山地区の地域医療を保障する医療機関として、大山診療所は重要です。その大山診療所に固定医がいなくなって、5年が過ぎようとしています。4人の医師が当番制で勤めてくださっていますが、固定医でないが為の受診者の減少、そして赤字経営が続いています。そのために、議員の中には診療所の廃止を言う者もいます。

担当課は、固定医確保のために努力していますが、なかなか見つかりません。過疎地の医師確保が難しいのは全国的な課題です。ということは政治の責任でもあるのではないでしょうか。医師が都市部に偏在していること、小泉政権の時代に医師の養成を減少させたための医師不足があるようです。

大山診療所に来てくださるお医者さん! どなたかないでしょうか!!

議会常任委員会で請願・陳情を採択

大山町議会は、今週、各委員会ごとに予算審査をし、きょう金曜日は総務常任委員会で請願1つと陳情2つを審査した。

請願は、「特定秘密の保護に関する法律」(秘密保護法)の廃止を求める請願書(紹介議員:大森)を審査した。1時間にわたってしっかり論議をした。結果は、3:2で採択。

自民党、安倍首相は憲法9条を変えたいけど国民が支持しないので、96条の変更を企てた。しかし、これにも国民は支持しないので、集団的自衛権の行使を解釈を変えることによって可能にし、日本を海外で戦争ができる国にしようとしている。その一環としての秘密保護法の強行成立だったこと、法律の中身は憲法の基本原則に反する問題だらけであることなどを論じた。

自民党支持の議員は、スパイ天国の日本だから必要だ、心配するような法律ではないなどと主張。

平行線のままであったが、しっかり論議した後の採決で、採択と決定した。

もう一つの陳情は、原子炉の再稼働に反対し、原子力に頼らないエネルギー政策への転換を求める陳情書である。保守の議員は、すぐに廃炉はできないので厳しい安全審査によって再稼働すべきと主張。安全性よりも経済性を優先した考えに固執している。これも採決結果は3:2で採択となった。

しかし、これら二つは、自民党支持者が多いので、本会議でひっくり返される可能性がある。ここでも自共対決。25日の本会議では、説得力のある討論をしたい。

 

 

中学校の卒業式、そして、あれから3年の3.11

15の春を祝うような陽気となった今日、町内の中学校で卒業式があった。来賓として、私は大山中学校へお祝いに出かけた。

ステージを使った以前からあるスタイルの「中学校らしい」卒業式であった。大山小学校からの生徒9人も卒業していった。中学校での子どもの成長、変容ぶりは目覚ましい。小学校を卒業して3年間しかたっていないのに、男子も女子もたくましくなり、大人にぐっと近づいた感じだ。

生徒たちが送辞、答辞の中で歌った別れの歌、旅立ちの歌はきれいな声の合唱であった。校長先生の式辞にもあったように、40人の卒業生たちは仲が良く共同して活動してきた学年・学級であったようだ。教育委員会の告辞、来賓祝辞も、励ましお祝いする無難な話であった。

ただ、少し残念に思ったのは、3.11東日本大震災や被災者に関する言葉がなかったことだ。大震災の風化も懸念される向きがあるが、こんなところにも表れているのだろうか。

午後は、議会の常任委員会での予算審査を今日から始めた。2時46分には、役場内に放送があり、庁舎内にいる人みんなが黙祷をささげた。これだけでも、被災者の人たちと思いを共有することになる。毎年続けたいものだ。

大震災の犠牲者は2万人近い人たち、避難者は26万7千人余、そのうち福島の原発事故からの避難者は14万人以上。この数字だけからでも、復興はまだまだこれからである。当然、原発の再稼働など許せない。福島の人たちの気持ちを逆なでするような再稼働はありえない。

3月定例会、一般質問通告書を提出

今日が一般質問の通告書の締め切りでした。 議長を除いて15人中、12人が質問をすることになりました。わたしは5番目です。

今回は2つのテーマについて質します。①「土曜日授業」を問う ②大山診療所の固定医はまだか

一般質問は18日(火)と19日(水)の2日間です。私は18日の午後3時ごろからになりそうです。テレビやインターネットの中継をご覧ください。本会議場へ傍聴に来ていただくのもいいかと思います。

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大山町議会も3月定例会始まる

6日から大山議会も3月定例会が始まった。これに先駆けて行われた議事運営委員会で、私が紹介議員で提出された「秘密保護法の廃止を求める請願書」が問題にされた。同じ内容の請願がまた出されたからという理由で、保守の議員が、審査にかけることに難色を示したのである。

実は、先の12月議会で秘密保護法案の廃案を求める請願が出された。が、委員会で審査する前に、国会で法案が強行可決されてしまった。でも、委員会では審査しようということになりしっかり議論した。結果は不採択であった。しかし、直後に請願者から取り下げの要請書が届き、この請願書も審査結果も効力はなくなった。

そこで、私が1名の賛同者を得て議員発議として、「特定秘密保護法の施行中止を求める意見書」を提出し、本会議で議論をした。結果は、残念ながら否決になった(賛成5、反対10)。

という経過がある中で、今回提出された上記の請願書である。私は、同じような内容であっても、請願権は憲法に保障された権利であり、当然審査に付託されるべきものであると主張した。しかし、いろいろ論議した結果、3日後の全員協議会に諮って結論を出すということになってしまった。

ところが、3月定例会初日の全協に、この請願書は配布されたが、諮られることはなかった。つまり、請願書は何事もなかったかのように審査に付されることになったわけである。なんとまあ、いい結果でのあっけない幕切れであった。

3月定例会は、5日(木)開会、議案の説明、補正予算などの質疑・討論・採決があった。6日(金)は各予算案の質疑を16:30頃までした。来週は、各委員会に分かれて、予算審査や陳情の審査を行う。一般質問は、再来週の18・19日である。 それにしても、議案が届いて、質疑までに2日半で多くの議案に目を通すのは厳しかった。寝不足が続いた。

25日の閉会まで、「住民の利益第一」の視点で頑張ります。

沈丁花(じんちょうげ)の香り

沈丁花の香り、さわやかな本当にいい香りを放つ早春の花です。

今、我が家では、トイレでいい香りを放っています。朝も昼も夜もいつでもいい香りがします。花は、花びらが開くときに香りを出すといいますが、沈丁花は開いてからも香りを出す時間が長いのでしょうか。

そのせいか、この頃ずっと快便です。ありがたやありがたや・・・

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沈丁花で検索してみました。

香りは「沈香じんこう」という香りに似ており、葉の形が「丁子ちょうじ」という植物に似ているところから沈丁花になったといいます。

3月23日の誕生花、 花言葉は「優しさ、おとなしさ」だそうです。

視点ーこの違いはどこから・・・

ソチオリンピックもいよいよ最終盤。フィギュアスケート女子ショートプログラムで、期待された浅田真央選手はジャンプの失敗で16位と出遅れた。 これについての2つの対照的な記事は、スポーツに対する視点はどうあるべきか考えさせられた。

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「大一番で、勇気を捨てなかった。浅田は、・・・SPを16位で終える。  トリプルアクセルは、今季一度も試合で成功させていない。それでも、最大の持ち技にこだわった。『自分が思い描く、最高レベルの演技がしたい』。その一心で。・・・トリプルアクセルに挑み、3回転以上のジャンプを6種類すべて跳ぶ女子選手は、世界で浅田だけ。米国のワグナーは『スケートの限界を押し上げる存在』と称賛する。  その功績は、競技の進歩という尺度に照らすと、いっそう浮き立つ。 ・・・ 集大成となる大舞台で、彼女は技術の最高水準に挑んだ。自分を信じて、全能力をひたむきにそそぎ込んだ。その姿勢こそが、女子フィギュアにとっての宝物といえる。」 赤旗記者(勝又秀人)

一方、東京オリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相の視方は・・・・・

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森喜郎元首相の講演要旨 「頑張ってくれと見ていましたけど、真央ちゃん、見事にひっくり返りました。あの子、大事な時には必ず転ぶんですね。・・・日本は団体戦に出なければよかった。・・・負けると分かっていいる団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった。」

この程度の視方しかできない元首相。「(団体戦で)転んだ心の傷が残っているから(SPで)転んではいけないとの気持ちが強く出たのだろう」と同情を示したものの、もっと選手の心情やこれまでの努力を考えた巨視的な見方ができないものか。スポーツに対する視点が貧弱ではないか。オリンピックを国威の場と考え、メダルや勝負至上主義になっていないか。森氏は、首相時代に国粋的な考えを出していたが(ただ安倍首相ほどでなかったかも)、オリンピックをナショナリズム発揚の手段として利用しようと考えているなら、日本体育協会名誉会長としてふさわしくない。 7年後の東京オリンピックが思いやられる。

浅田真央選手は、今日のフリーで、トリプルアクセルを成功させ自己最高得点を出した。そして、6位に大浮上。やはり、真央は世界の第一人者である。

 

 

 

保護司会と懇談

町議会総務常任委員会で町内の保護司・更生保護女性会のみなさんと懇談会を持った。

訳あって犯罪を犯した人たちの更正を促すための国の機関に保護観察所がある。その民間の協力態勢として、保護司・更生保護女性会さらに協力雇用主などがあるという。前者二つは知っていたが、協力雇用主の存在は初めて知った。

犯罪をするために生まれてきた人は、一人もいないはずだ。何らかの背景があって、罪を犯してしまった訳である。だから、その人たちが再犯に走ることなく、社会復帰するシステムがあるということは、人権の視点からも重要だし、民主主義国家として当然でしょう。

「社会復帰」するためには、「就労支援」と「周囲の温かい目」がきわめて大切とのことだが、現実はなかなか厳しい。就労支援のために協力雇用主として登録されている事業所は、県内に74事業所あるというが、実際に雇用しているのは3事業所のみとのこと。また、周囲の温かい目を必要としているのに、家族でさえ引き受けようとしない事例も少なくないという。

ただでさえ、雇用が保障されにくく、労働者が安心して働けない今の労働環境。子どもも大人も厳しい競争にさらされ、ひと同士がつながり合うことが困難な今の社会。これらを根本的に変えて、ほんとうに人に優しい日本の社会を創らない限り、罪を犯した人が社会復帰するのは至難の業だということを痛感した。一人一人が大切にされる日本の社会を築くために政治の責任は重い。

そんな中でも、犯罪者の社会復帰を願って、貢献していらっしゃる保護司さんや更生保護女性会の方には頭が下がる。

雪の話題・・・雪は害にもなれば、楽しみにもなる

太平洋側への14日からの大雪で、東京、山梨、埼玉などで大きな被害が出ています。死者も出ているというから、大変な事態です。お悔みとともにお見舞い申し上げます。

ふだん雪のない地方に雪が積もれば、災害になってしまいます。雪国でも毎年、雪おろしや屋根からの雪ずりなどの事故が発生していますが、雪国では雪を活用して楽しみに変える知恵があります。スキーなどウィンタースポーツはその典型的な例です。

身近な所にこんな楽しみ方、活用の仕方をしていらっしゃる小さな団体があります。「たんぽぽ育ちの会」といいます。自閉症の青年たちをどんどん屋外に出して、歩かせて、逞しく成長させようという、お母さんと青年たちの会です。冬は、「冬を楽しむ会」として、大山青年の家に1泊し、歩くスキーをしたりスノーシューで里山歩きをしたりして、2日間思う存分楽しむのです。

実は私も、この「冬を楽しむ会」に10数年参加させていただいています。今年も先日参加してきました。青年の家周辺は1m以上の豊富な雪でした。都合で1日目だけの参加でしたが、楽しませてもらいました。1日目は歩くスキーです。白銀の林間を豪円山のすぐそばまでスキーで上っていきます。障害があるとはいえ、青年たちは難なく歩いて上ります。わたしはフウフウ・・・。

苦しくても、目指すは豪円山の岩場にできる氷壁です。今年はいい氷壁ができているだろうか、ちょっとしたワクワク感です。・・・期待を裏切らず、今年もできていました。規模しては今一つでしたが、自然が創り出す冬の美に満足して、カメラの収めることしきり。

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大山にもこんな冬の「秘境」があるのですゾ。