6日から大山議会も3月定例会が始まった。これに先駆けて行われた議事運営委員会で、私が紹介議員で提出された「秘密保護法の廃止を求める請願書」が問題にされた。同じ内容の請願がまた出されたからという理由で、保守の議員が、審査にかけることに難色を示したのである。
実は、先の12月議会で秘密保護法案の廃案を求める請願が出された。が、委員会で審査する前に、国会で法案が強行可決されてしまった。でも、委員会では審査しようということになりしっかり議論した。結果は不採択であった。しかし、直後に請願者から取り下げの要請書が届き、この請願書も審査結果も効力はなくなった。
そこで、私が1名の賛同者を得て議員発議として、「特定秘密保護法の施行中止を求める意見書」を提出し、本会議で議論をした。結果は、残念ながら否決になった(賛成5、反対10)。
という経過がある中で、今回提出された上記の請願書である。私は、同じような内容であっても、請願権は憲法に保障された権利であり、当然審査に付託されるべきものであると主張した。しかし、いろいろ論議した結果、3日後の全員協議会に諮って結論を出すということになってしまった。
ところが、3月定例会初日の全協に、この請願書は配布されたが、諮られることはなかった。つまり、請願書は何事もなかったかのように審査に付されることになったわけである。なんとまあ、いい結果でのあっけない幕切れであった。
3月定例会は、5日(木)開会、議案の説明、補正予算などの質疑・討論・採決があった。6日(金)は各予算案の質疑を16:30頃までした。来週は、各委員会に分かれて、予算審査や陳情の審査を行う。一般質問は、再来週の18・19日である。 それにしても、議案が届いて、質疑までに2日半で多くの議案に目を通すのは厳しかった。寝不足が続いた。
25日の閉会まで、「住民の利益第一」の視点で頑張ります。