憲法施行70周年記念講演会 アーサー・ビナード

どの世論調査も、1945年8月15日以降、日本が戦火を交えることがなかったのは、日本国憲法、とりわけ9条があったからだと評価する人は圧倒的に多い。

その日本国憲法を高く評価するのが、アメリカ生まれのアーサー・ビナードさん(詩人、絵本作家)。ビナードさんは、アメリカ合衆国憲法が市民が銃を持つ権利を認めているのは、市民が権力者を倒すためであるいい、戦争は宣戦布告をしなければならないと明記してあるという。宣戦布告をした最後の戦争は、1941年12月8日に布告した日本との戦争である。だから、以後の戦争は宣戦布告をしておらず、朝鮮戦争もベトナム戦争も湾岸戦争、イラク戦争など、アメリカが介入したすべての戦争は、憲法違反であると。

日本国憲法が施行された1947年、アメリカではNastional Security(国家安全保障)の法律ができて以降、Warと呼ばずDefenseと呼び、”大量殺人という公共事業”をやっていると、実にわかりやすい表現をされた。

憲法は、権力者の暴走を抑制するために権力者を縛るものである。だから、大日本帝国憲法は憲法ではなく、ごまかしの”カニタマ憲法”であると酷評。日本国憲法こそ歯止めが効いた本物の憲法であると。