太平洋側への14日からの大雪で、東京、山梨、埼玉などで大きな被害が出ています。死者も出ているというから、大変な事態です。お悔みとともにお見舞い申し上げます。
ふだん雪のない地方に雪が積もれば、災害になってしまいます。雪国でも毎年、雪おろしや屋根からの雪ずりなどの事故が発生していますが、雪国では雪を活用して楽しみに変える知恵があります。スキーなどウィンタースポーツはその典型的な例です。
身近な所にこんな楽しみ方、活用の仕方をしていらっしゃる小さな団体があります。「たんぽぽ育ちの会」といいます。自閉症の青年たちをどんどん屋外に出して、歩かせて、逞しく成長させようという、お母さんと青年たちの会です。冬は、「冬を楽しむ会」として、大山青年の家に1泊し、歩くスキーをしたりスノーシューで里山歩きをしたりして、2日間思う存分楽しむのです。
実は私も、この「冬を楽しむ会」に10数年参加させていただいています。今年も先日参加してきました。青年の家周辺は1m以上の豊富な雪でした。都合で1日目だけの参加でしたが、楽しませてもらいました。1日目は歩くスキーです。白銀の林間を豪円山のすぐそばまでスキーで上っていきます。障害があるとはいえ、青年たちは難なく歩いて上ります。わたしはフウフウ・・・。
苦しくても、目指すは豪円山の岩場にできる氷壁です。今年はいい氷壁ができているだろうか、ちょっとしたワクワク感です。・・・期待を裏切らず、今年もできていました。規模しては今一つでしたが、自然が創り出す冬の美に満足して、カメラの収めることしきり。
大山にもこんな冬の「秘境」があるのですゾ。