大山町議会も3月定例会始まる

6日から大山議会も3月定例会が始まった。これに先駆けて行われた議事運営委員会で、私が紹介議員で提出された「秘密保護法の廃止を求める請願書」が問題にされた。同じ内容の請願がまた出されたからという理由で、保守の議員が、審査にかけることに難色を示したのである。

実は、先の12月議会で秘密保護法案の廃案を求める請願が出された。が、委員会で審査する前に、国会で法案が強行可決されてしまった。でも、委員会では審査しようということになりしっかり議論した。結果は不採択であった。しかし、直後に請願者から取り下げの要請書が届き、この請願書も審査結果も効力はなくなった。

そこで、私が1名の賛同者を得て議員発議として、「特定秘密保護法の施行中止を求める意見書」を提出し、本会議で議論をした。結果は、残念ながら否決になった(賛成5、反対10)。

という経過がある中で、今回提出された上記の請願書である。私は、同じような内容であっても、請願権は憲法に保障された権利であり、当然審査に付託されるべきものであると主張した。しかし、いろいろ論議した結果、3日後の全員協議会に諮って結論を出すということになってしまった。

ところが、3月定例会初日の全協に、この請願書は配布されたが、諮られることはなかった。つまり、請願書は何事もなかったかのように審査に付されることになったわけである。なんとまあ、いい結果でのあっけない幕切れであった。

3月定例会は、5日(木)開会、議案の説明、補正予算などの質疑・討論・採決があった。6日(金)は各予算案の質疑を16:30頃までした。来週は、各委員会に分かれて、予算審査や陳情の審査を行う。一般質問は、再来週の18・19日である。 それにしても、議案が届いて、質疑までに2日半で多くの議案に目を通すのは厳しかった。寝不足が続いた。

25日の閉会まで、「住民の利益第一」の視点で頑張ります。

沈丁花(じんちょうげ)の香り

沈丁花の香り、さわやかな本当にいい香りを放つ早春の花です。

今、我が家では、トイレでいい香りを放っています。朝も昼も夜もいつでもいい香りがします。花は、花びらが開くときに香りを出すといいますが、沈丁花は開いてからも香りを出す時間が長いのでしょうか。

そのせいか、この頃ずっと快便です。ありがたやありがたや・・・

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沈丁花で検索してみました。

香りは「沈香じんこう」という香りに似ており、葉の形が「丁子ちょうじ」という植物に似ているところから沈丁花になったといいます。

3月23日の誕生花、 花言葉は「優しさ、おとなしさ」だそうです。

視点ーこの違いはどこから・・・

ソチオリンピックもいよいよ最終盤。フィギュアスケート女子ショートプログラムで、期待された浅田真央選手はジャンプの失敗で16位と出遅れた。 これについての2つの対照的な記事は、スポーツに対する視点はどうあるべきか考えさせられた。

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「大一番で、勇気を捨てなかった。浅田は、・・・SPを16位で終える。  トリプルアクセルは、今季一度も試合で成功させていない。それでも、最大の持ち技にこだわった。『自分が思い描く、最高レベルの演技がしたい』。その一心で。・・・トリプルアクセルに挑み、3回転以上のジャンプを6種類すべて跳ぶ女子選手は、世界で浅田だけ。米国のワグナーは『スケートの限界を押し上げる存在』と称賛する。  その功績は、競技の進歩という尺度に照らすと、いっそう浮き立つ。 ・・・ 集大成となる大舞台で、彼女は技術の最高水準に挑んだ。自分を信じて、全能力をひたむきにそそぎ込んだ。その姿勢こそが、女子フィギュアにとっての宝物といえる。」 赤旗記者(勝又秀人)

一方、東京オリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相の視方は・・・・・

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森喜郎元首相の講演要旨 「頑張ってくれと見ていましたけど、真央ちゃん、見事にひっくり返りました。あの子、大事な時には必ず転ぶんですね。・・・日本は団体戦に出なければよかった。・・・負けると分かっていいる団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった。」

この程度の視方しかできない元首相。「(団体戦で)転んだ心の傷が残っているから(SPで)転んではいけないとの気持ちが強く出たのだろう」と同情を示したものの、もっと選手の心情やこれまでの努力を考えた巨視的な見方ができないものか。スポーツに対する視点が貧弱ではないか。オリンピックを国威の場と考え、メダルや勝負至上主義になっていないか。森氏は、首相時代に国粋的な考えを出していたが(ただ安倍首相ほどでなかったかも)、オリンピックをナショナリズム発揚の手段として利用しようと考えているなら、日本体育協会名誉会長としてふさわしくない。 7年後の東京オリンピックが思いやられる。

浅田真央選手は、今日のフリーで、トリプルアクセルを成功させ自己最高得点を出した。そして、6位に大浮上。やはり、真央は世界の第一人者である。

 

 

 

保護司会と懇談

町議会総務常任委員会で町内の保護司・更生保護女性会のみなさんと懇談会を持った。

訳あって犯罪を犯した人たちの更正を促すための国の機関に保護観察所がある。その民間の協力態勢として、保護司・更生保護女性会さらに協力雇用主などがあるという。前者二つは知っていたが、協力雇用主の存在は初めて知った。

犯罪をするために生まれてきた人は、一人もいないはずだ。何らかの背景があって、罪を犯してしまった訳である。だから、その人たちが再犯に走ることなく、社会復帰するシステムがあるということは、人権の視点からも重要だし、民主主義国家として当然でしょう。

「社会復帰」するためには、「就労支援」と「周囲の温かい目」がきわめて大切とのことだが、現実はなかなか厳しい。就労支援のために協力雇用主として登録されている事業所は、県内に74事業所あるというが、実際に雇用しているのは3事業所のみとのこと。また、周囲の温かい目を必要としているのに、家族でさえ引き受けようとしない事例も少なくないという。

ただでさえ、雇用が保障されにくく、労働者が安心して働けない今の労働環境。子どもも大人も厳しい競争にさらされ、ひと同士がつながり合うことが困難な今の社会。これらを根本的に変えて、ほんとうに人に優しい日本の社会を創らない限り、罪を犯した人が社会復帰するのは至難の業だということを痛感した。一人一人が大切にされる日本の社会を築くために政治の責任は重い。

そんな中でも、犯罪者の社会復帰を願って、貢献していらっしゃる保護司さんや更生保護女性会の方には頭が下がる。

雪の話題・・・雪は害にもなれば、楽しみにもなる

太平洋側への14日からの大雪で、東京、山梨、埼玉などで大きな被害が出ています。死者も出ているというから、大変な事態です。お悔みとともにお見舞い申し上げます。

ふだん雪のない地方に雪が積もれば、災害になってしまいます。雪国でも毎年、雪おろしや屋根からの雪ずりなどの事故が発生していますが、雪国では雪を活用して楽しみに変える知恵があります。スキーなどウィンタースポーツはその典型的な例です。

身近な所にこんな楽しみ方、活用の仕方をしていらっしゃる小さな団体があります。「たんぽぽ育ちの会」といいます。自閉症の青年たちをどんどん屋外に出して、歩かせて、逞しく成長させようという、お母さんと青年たちの会です。冬は、「冬を楽しむ会」として、大山青年の家に1泊し、歩くスキーをしたりスノーシューで里山歩きをしたりして、2日間思う存分楽しむのです。

実は私も、この「冬を楽しむ会」に10数年参加させていただいています。今年も先日参加してきました。青年の家周辺は1m以上の豊富な雪でした。都合で1日目だけの参加でしたが、楽しませてもらいました。1日目は歩くスキーです。白銀の林間を豪円山のすぐそばまでスキーで上っていきます。障害があるとはいえ、青年たちは難なく歩いて上ります。わたしはフウフウ・・・。

苦しくても、目指すは豪円山の岩場にできる氷壁です。今年はいい氷壁ができているだろうか、ちょっとしたワクワク感です。・・・期待を裏切らず、今年もできていました。規模しては今一つでしたが、自然が創り出す冬の美に満足して、カメラの収めることしきり。

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大山にもこんな冬の「秘境」があるのですゾ。

 

 

「建国記念の日」に考える集いと奉祝の会が呉越同舟

11日は建国記念の日。明治から終戦までは「紀元節」(架空の神武天皇の即位を祝う日)と呼ばれた日で、天皇への忠誠と戦意高揚に利用された、建国とは歴史的根拠のない日です。戦後は廃止されたものを、1966年に自民党政権が政治的意図をもって復活させました。

だから、国民がこぞって祝日として認めがたい日です。そのため、全国の多くの地で反対の集会がもたれています。米子市でも30年以上続いている集会です。主催は、西部地域革新懇です。

今年は、安田寿朗弁護士に「特定秘密保護法の罠をみやぶり、廃止に追い込もう」という演題で講演をしていただきました。場所はふれあいの里。安倍内閣が国民の反対世論を無視して、12月に強権的に成立させた秘密保護法の中身と問題点・政治的な狙い・廃止に向けての取り組みについて、認識を深めました。

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ところが、同じ場所で、建国記念日を祝う会が「奉祝講演会」を開いていました。太平洋戦争を美化する内容の講演だったようです。安倍政権の右翼的潮流に勢いを得ているのでしょうか。

 

中間選挙は続き、広報常任委員会への視察も続く

中間選挙

◎琴浦町議会選挙は、1月26日投開票で、日本共産党公認の青亀寿宏氏が5期目の当選を見事果たされました。議会を混乱させ、町民の議会不信を招いた元凶の人物は落選。これによって、琴浦町議会は正常化されることでしょう。議会や党の信頼回復のために、青亀議員にはこれまで以上の誠実な議会活動を期待したいと思いです。きっと、町民の多くも同じ思いだろうと思います。

様々な事情で、候補者本人には迷惑をかけ、組織としての選挙準備が出遅れた琴浦の選挙でしたが、本人の言葉を借りれば、初めて組織的に多くの支援者が入り、一丸となって選挙を戦うことができました。選対本部長を命じられた私も、今はほっとしています。慣れない役目なので、疲れもしました。

◎そして、2日告示の境港市議選が始まっています。新人の安田とも子さん、現職4期目の定岡敏行さんが、日本共産党公認で奮闘中です。二人とも、境港の平和と市民の暮らしを守る上で欠かすことのできない候補者です。何としても2議席確保することが必要です。

私も初日に応援に入ったものの、都合上何度も入ることができません。明日は半日、精力的に応援に行きます。明日も雪模様ですが、そんなこと気にしている時ではありません。候補者と厳しい寒さを共有します。

 

視察への対応

大山町議会広報常任委員会への視察が次々とあり、昨日も今日も議会に出席してきました。今週は、明後日もあります。昨日は愛知県阿久比町、きょうは京都府宇治田原町、明後日は滋賀県竜王町・・・と。2月はあと2件の受け入れが予定されています。

これというのも、議会だよりが昨年度の全国コンクールで2位になったが為です。視察の件数は、昨年の5月から今年度は16件にのぼります。全国規模の影響力の大きさを実感しています。

沖縄から朗報!稲嶺さん当選!!

沖縄に出稼ぎに行っている知人から、20時30分にメールが届いた。「稲嶺さん、当確です」と。現地のマスコミが報道したそうだ。しかし、NHKはその15分後のニュースで、「名護市長選の開票始まる。出口調査で、現職の稲嶺氏が優勢。」と報じただけ。当確をテロップで流したのは、その約1時間後。慎重な報道をしたのかもしれないが、オイオイNHKさんよ、しっかりしろよ。

辺野古への米軍移設反対、つまり、普天間基地の県外移設という「オール沖縄」の意思は固かった。先の知人は「沖縄の人は立派です!」ともメールを送ってきた。今度は、宇都宮知事誕生で、「東京の人は立派だ。」と言うようにしたいものだ。

小さな村から「平和」を発信

今、琴浦町議選の応援に入っています。

ここは、「平和」という名の11戸の小さな開拓村です。ここから日本共産党の青亀寿宏さんが、町議選に5期目の挑戦をします。12日に事務所開きをしました。平和公民館で(床には「農国之基也」の掛け軸が)。この集落には1期目から、青亀さんの平和後援会があり、この日は都合のつかなかった一人を除く全戸から10人が集まってこられました。選挙期間中の役割分担などをすぐに決めていただきました。

平和を危うくしている安倍内閣の暴走にストップをかけるためにも、「平和の青亀」は貴重な存在です。小さな村から、一地方議会から住民の暮らしと平和を守るために、21日告示、26日投票日の選挙戦で訴えていきます。

平和公民館で 「農国之基也」の掛け軸

  平和公民館で
「農国之基也」の掛け軸

 

 

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