「建国記念の日」に考える集いと奉祝の会が呉越同舟

11日は建国記念の日。明治から終戦までは「紀元節」(架空の神武天皇の即位を祝う日)と呼ばれた日で、天皇への忠誠と戦意高揚に利用された、建国とは歴史的根拠のない日です。戦後は廃止されたものを、1966年に自民党政権が政治的意図をもって復活させました。

だから、国民がこぞって祝日として認めがたい日です。そのため、全国の多くの地で反対の集会がもたれています。米子市でも30年以上続いている集会です。主催は、西部地域革新懇です。

今年は、安田寿朗弁護士に「特定秘密保護法の罠をみやぶり、廃止に追い込もう」という演題で講演をしていただきました。場所はふれあいの里。安倍内閣が国民の反対世論を無視して、12月に強権的に成立させた秘密保護法の中身と問題点・政治的な狙い・廃止に向けての取り組みについて、認識を深めました。

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ところが、同じ場所で、建国記念日を祝う会が「奉祝講演会」を開いていました。太平洋戦争を美化する内容の講演だったようです。安倍政権の右翼的潮流に勢いを得ているのでしょうか。