投稿者「大森正治」のアーカイブ

春、入学式、桜

春・入学式。8日は母校の大山小学校も入学式でした。来賓として入学式へ。行ったら、新入生の写真撮影中でした。 新入生は15人。先生たちの人数が多い。
全校児童76人。学校と地域の結びつきが強く、多くの地域の人がボランティアで学校へ出向く。子どもたちは大山の自然の中で伸び伸びと育っている。小規模校の特徴を生かして、ならではの教育の営みが続けられている。いつまでも残したい小学校です。

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桜もいろいろ・・・芝桜が今年はもう満開です。

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枝垂れ桜はまだ見ごろです。写真は、我が檀家寺(妙玄寺)の境内に咲く2種類の枝垂れ桜です。どちらも亡父が30年前にお寺に寄贈、植栽したものです。毎年、見事な花を咲かせます。

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さくら サクラ 桜 sakura

いい陽気で、桜花を楽しむ人、農作業をする人が多い土曜日でした。わが家の田は春耕耘を待っているのに、ほかの行動を優先。まあ、何とかなるでしょう。

 大山町内の桜が今日はどこも満開。大山地区の桜を紹介しましょう。
国信の堤の下

国信の堤の下

荘田公民館

荘田公民館

安原の北野神社

安原の北野神社

仁王堂公園

仁王堂公園

宮内の高杉神社下

宮内の高杉神社下

大山トレ-ニングセンター(運動広場土手)

大山トレ-ニングセンター(運動広場土手)

畑(はた)河原の桜並木(ドローンで上空から撮影している人がいました)

畑(はた)河原の桜並木(ドローンで上空から撮影している人がいました)

他にも町内にはたくさんの桜がいま盛りとばかりに咲き誇っています。コブシや紅モクレンなども一斉に咲き、まさに春の花の競演です。

大山も春の装い

鏡ヶ成の「休暇村 奥大山」で会議があり、大山環状道路(大山町~江府町)を走った。例年なら、雪があって道路は閉鎖中だろうが、今年の雪の少なさで既に開通していた。沿道には残雪があるものの雪解けが盛んで、大山はどこも春の陽気である。

帰路、明るい大山の景色にシャッターを切った。

以下の写真は、鏡ヶ成(大山南側)→ 博労座(大山北側)の間の写真です。

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子どもの貧困対策に就学援助の充実を求める

3月議会の一般質問を終えた。テーマの一つが「子どもの貧困対策を問う」。国も法律を作らなければならないほど、今や日本の子どもの貧困は焦眉の課題である。

大山町で貧困世帯にいる子どもたちの実数や割合はいかほどか、調査することは困難と担当課も教育委員会も言う。こういう基礎データーは、施策を行う上で持っているべきと思う。ただ、子どもの貧困状況を知る資料として、就学援助率がある。ここを切り口に追及した。

2013年までの5年間の就学援助率を見ると、全国が15%前後、鳥取県内が12~14%台で微増しているのに、大山町は10~8%でしかも微減している。県と比較して6ポイントも低い。これが大山町の実態を正確に反映しているなら幸いなのだが、これだけ低いのには何か理由がありそうだ。

その理由として、就学援助制度が保護者に十分周知されていないのではないか、ということだ。教育委員会はかなり徹底できていると言うが、果たしてそうか。保護者へのお知らせ文書の内容を工夫したり、教育委員会のHPに詳細を掲載する。また、子どもの実情が比較的把握しやすい先生たちに、就学援助制度についてよく認識してもらうための研修の必要性がある。これらについての検討を要求した。

また、PTA会費や生徒会費などが支給対象になっていないので、これらの拡充を求めた。

しかし、この場では前向きの答弁は聞かれなかった。今後の担当部局の取り組みを注視していきたい。

 

「分館まつり」は地域活性化の一つ

32回目になる『大山分館まつり』が、大山小学校区の拠点施設大山トレーニングセンター(農村環境改善センター)で昨日と今日開催された。秋の運動会と並ぶ分館の二大行事である。

運動会が校区民の運動を通してのコミュニケーションを深める場であるのに対して、分館まつりは、作品展示や芸能発表など、日頃の文化的な公民館活動を発表する場である。これを通して地域の人々が交流し結びつきを維持し強めていくことにつながっている。

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作品展示では、私も出品した。書道同好会に入っているので、毛筆を出品した。題は「民主主義」。妻はそんなのやめたらと言ったが、”社会派書道”をめざす私としては聞き入れるはずがない。解説に「今こそ戦後の原点に帰って」と記した。

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40年前の分校が蘇る

大山町長田にある旧高麗小学校長田分校が、空き家への移住者(若者)によって新たな「学校」としてよみがえった。その発表会&交流がきのう開催された。興味半分に出かけてみた。IMG_20160228_0001

移住者の一人、大下志穂さんをリーダー(「校長」・アートディレクター)に数人の若い人たちが廃校を利用して立ち上げた『学校』である。名付けて『大山ガガガ学校』。名前もかわっているが、授業の内容もユニークである。学校らしくない学校なのである。

「教科」は、ダンス・工作・デザイン・国語・書写・英語などを組み合わせたもの。

たとえば、音楽×理科×英語で「新しいチャイム」を創る。大下さんの夫さん(アメリカからの移住)が子どもたちと一緒に、自然の音、日用道具の音、子ども声を録音、編集しチャイムらしくないチャイムを創る。デザイン×算数×工作では「あたらしい校旗」を創る。切り絵を寄せ集めて作った校旗(校章)である。

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「あたらしい時計」は、そこら中にある廃材を子どもたちが集めてきて、全く前衛的な時計を創っていた。次の写真がそれ。

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「あたらしい校歌」は森田さやかさんと田村梓さんが指導して創り上げたという。ロック調で。

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などなど、とにかく子どもたちの自由な発想を大事にした「学校活動」である。スクリーンに写される子どもたちの表情も伸び伸び明るい。

既存の学校になかなかなじめない子どももここに来ると、本来の自分を取り戻すかもしれないと思った。

催しは今日も行われている。今日は15時まで、展示&鑑賞。カフェも300円で楽しめます。

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「『メディア漬け』で壊れる子どもたち」

大山町生涯学習大会があり参加した。昼は学校給食の試食ができるとあって、久しぶりに給食を味わった。町内産の食材を使ったメニュ―で、大山おこわやサワラの揚げ物など、とてもおいしくいただいた。

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午後は、元NHKディレクターの清川輝基さんの講演を聴いた。演題は「『メディア漬け』で壊れる子どもたち~スマホ社会の落とし穴~」。ショッキングな内容で、保護者、おとな、いや日本社会全体が行動を起こさないと、未来を生きる子どもたちが壊れてしまい、日本が大変なことになるという思いを強くした。

 以前から、テレビやテレビゲームの見過ぎ、やり過ぎによる弊害は言われてきたが、現在はこれにパソコンやスマートフォンなどが登場し、多くの子どもたちが以前に増して悪影響を受けている。

 スマホ、タブレット、ゲーム機など電子メディアが子どもたちに与える悪影響・・・LEDのブルーライトを至近距離から浴び続けると失明の恐れも。そして、重大なのは脳に与える影響である。授乳中にテレビ・スマホ・タブレットを見る母親は、8割にも。アイコンタクトをしない弊害、電子機器から出る電磁波が脳の形成期に悪影響を与える。

 スマホ・タブレット・ゲーム機など電子メディアを長時間使うこと(メディア漬け)による、運動不足、睡眠不足、自然の中での活動不足。それによって、視力の低下、背筋力の低下、脳の前頭前野の機能低下など。そして、心に与える悪影響があり、35歳以下の死亡原因の第1位は自殺で、これは日本が世界で最多である。 

 こうした現状があるにもかかわらず、日本では経済性優先から電子メディアへの対策(規制など)がとられていない。

子どもたちの発達を歪めるのは、メディアを使う側の責任もあるが、日本全体の社会構造、つまり政治の責任が大きいことを痛感した。

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TPPに反対する意思も気力もないのか?JAさん

下に掲載した新聞記事は、JAの日本農業新聞2月5日の1面記事である。

TPPにあれほど反対していたJAがアベに農協「改革」を迫られてから、完全にトーンダウンした。萬歳前JA全中会長がバンザイしてしまい、アベの軍門に下ってしまったからである。

このように、一般紙と見間違うような第三者的な内容の紙面である。国会審議を見守るだけで、反対のハの字もない。農業が林業のようになると予想され、国の形が変わると言われるほどの亡国的なTPPであるのに・・・

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ただ、1面のコラム欄「四季」で、次のようにぼやくのが精いっぱいである。

仮採用、仮免許、仮契約など「仮」のつく言葉は多い。・・・▼TPPが・・・協定文書の署名にこぎ着けた。・・・その正式な協定文は英語、フランス語、スペイン語の3カ国語だけ。日本語は採用されず、発効後も「仮訳」扱いだという。▼わが国は交渉を主導したと自負し、日米議会で承認しなければ発効しないと、威勢がよかったが随分な扱いである。いくら後発参加国とはいえ、国の形を変えかねない歴史的な協定文書が「仮訳」とは解せない。一事が万事、米国の意のままということか。・・・▼舞台は承認の権限を持つ国会へ。ところが後任大臣の石原さんは、TPPに関していえば「仮免許」に等しい。国の進路に関わる要職だけに、アクセルとブレーキの踏み間違いだけは御免こうむりたい。

鳥取(島根)でも野党統一候補を追求ちゅう

アベ政治を許さない!と、全国で戦争法廃止のための野党共闘、統一候補の模索が行われています。鳥取県(島根県との合区)でも同様です。熊本に続けとばかりに。
今夜、安保法制廃止を求める大山町民の会で、既に出馬表明されている福島浩彦氏(元安孫子市長・元消費者庁長官)を招き、語る会をしました。安保法制の部分廃止では、統一候補にふさわしくないからです。本人の話を聞いた結果、安保法制(戦争法)は全面廃止の考えということが分かりました。
この安保法制廃止の一点だけで一致できれば、統一候補として十分かと思います。「住民目線で政治を変える会・山陰」(共同代表:福島浩彦)の政策では、他に2点の政策を上げておられますが、それは置いといて、安保法制廃止の1点で共闘できる幅広い会を作るべきと思います。
県内の他の町民の会・市民の会でも、また、島根でも福島氏との懇談が持たれようとしているようですが、疑問点は大いに明らかにして一致点を得るようにしてほしいと思います。今日の大山町民の会主催の語る会では、若干の疑問点がまだあったと思います。
とにかく、1人選挙区でも自民党に勝てる候補者にしていくことが肝要です。そのために、福島氏には聴く耳を持ってもらい、どこの市民団体、政党とも一致させるべく懇談を重ねてほしいと思います。
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