40年前の分校が蘇る

大山町長田にある旧高麗小学校長田分校が、空き家への移住者(若者)によって新たな「学校」としてよみがえった。その発表会&交流がきのう開催された。興味半分に出かけてみた。IMG_20160228_0001

移住者の一人、大下志穂さんをリーダー(「校長」・アートディレクター)に数人の若い人たちが廃校を利用して立ち上げた『学校』である。名付けて『大山ガガガ学校』。名前もかわっているが、授業の内容もユニークである。学校らしくない学校なのである。

「教科」は、ダンス・工作・デザイン・国語・書写・英語などを組み合わせたもの。

たとえば、音楽×理科×英語で「新しいチャイム」を創る。大下さんの夫さん(アメリカからの移住)が子どもたちと一緒に、自然の音、日用道具の音、子ども声を録音、編集しチャイムらしくないチャイムを創る。デザイン×算数×工作では「あたらしい校旗」を創る。切り絵を寄せ集めて作った校旗(校章)である。

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「あたらしい時計」は、そこら中にある廃材を子どもたちが集めてきて、全く前衛的な時計を創っていた。次の写真がそれ。

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「あたらしい校歌」は森田さやかさんと田村梓さんが指導して創り上げたという。ロック調で。

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などなど、とにかく子どもたちの自由な発想を大事にした「学校活動」である。スクリーンに写される子どもたちの表情も伸び伸び明るい。

既存の学校になかなかなじめない子どももここに来ると、本来の自分を取り戻すかもしれないと思った。

催しは今日も行われている。今日は15時まで、展示&鑑賞。カフェも300円で楽しめます。

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