TPPに反対する意思も気力もないのか?JAさん

下に掲載した新聞記事は、JAの日本農業新聞2月5日の1面記事である。

TPPにあれほど反対していたJAがアベに農協「改革」を迫られてから、完全にトーンダウンした。萬歳前JA全中会長がバンザイしてしまい、アベの軍門に下ってしまったからである。

このように、一般紙と見間違うような第三者的な内容の紙面である。国会審議を見守るだけで、反対のハの字もない。農業が林業のようになると予想され、国の形が変わると言われるほどの亡国的なTPPであるのに・・・

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ただ、1面のコラム欄「四季」で、次のようにぼやくのが精いっぱいである。

仮採用、仮免許、仮契約など「仮」のつく言葉は多い。・・・▼TPPが・・・協定文書の署名にこぎ着けた。・・・その正式な協定文は英語、フランス語、スペイン語の3カ国語だけ。日本語は採用されず、発効後も「仮訳」扱いだという。▼わが国は交渉を主導したと自負し、日米議会で承認しなければ発効しないと、威勢がよかったが随分な扱いである。いくら後発参加国とはいえ、国の形を変えかねない歴史的な協定文書が「仮訳」とは解せない。一事が万事、米国の意のままということか。・・・▼舞台は承認の権限を持つ国会へ。ところが後任大臣の石原さんは、TPPに関していえば「仮免許」に等しい。国の進路に関わる要職だけに、アクセルとブレーキの踏み間違いだけは御免こうむりたい。