投稿者「大森正治」のアーカイブ

新町長になって初の6月議会

久々のブログ。遅ればせながら6月議会の報告を。

先月28日に大山町議会6月定例会が閉じた。竹口新町長(35歳)が誕生して最初の定例会となった6月議会。感想を一言でいうと、町長が変われば、町政はこうも変わるものかということである。

まず印象的だったのは、選挙公約を「スピード感を持って」実現するために補正予算に組み込んだことだ。2点。一つは保育料の3歳以上児すべての無料化である。財源はふるさと応援基金約1800万円+県補助金約800万円。もう一つは小中学校給食費の半額補助である。これも財源はふるさと応援基金約2300万円である。

これによって、保護者の負担は今年度だけで、保育料が児童一人当たり概算12万円軽減、給食費が児童一人当たり小学生は1万2千円・中学生は2万2千円軽減される。これは子育て世代にとって大変うれしいことで、大きな子育て支援策である。

また、私の一般質問への答弁として、高校生への通学費の補助については半額補助を今年度中に試験的にスタートさせたいとのことである(新聞記者の取材には9月定例会で補正予算を提案予定と答える)。

これら3つの事業を実施すると幼児から高校生まで広く子育て支援が行われることになり、大山町にとっては大きな目玉事業になる。現在実施中の子育て支援策の内容をさらに充実させていけば、子育て日本一の大山町として全国にPRできる。そうすれば、町長の目指す人口減少に歯止めがかかり、人口増も夢ではないかもしれない。

今後、新町長にはしっかりと町民のほうに顔を向けてガラス張りの町政を進めてほしいし、また、期待をしたい。

今議会では、意見が割れたが、基金の運用について調査研究する特別委員会も設置された。委員長に小生がさせられてしまったが、やるからには今後に生きる調査研究結果を出したい。

憲法施行70周年記念講演会 アーサー・ビナード

どの世論調査も、1945年8月15日以降、日本が戦火を交えることがなかったのは、日本国憲法、とりわけ9条があったからだと評価する人は圧倒的に多い。

その日本国憲法を高く評価するのが、アメリカ生まれのアーサー・ビナードさん(詩人、絵本作家)。ビナードさんは、アメリカ合衆国憲法が市民が銃を持つ権利を認めているのは、市民が権力者を倒すためであるいい、戦争は宣戦布告をしなければならないと明記してあるという。宣戦布告をした最後の戦争は、1941年12月8日に布告した日本との戦争である。だから、以後の戦争は宣戦布告をしておらず、朝鮮戦争もベトナム戦争も湾岸戦争、イラク戦争など、アメリカが介入したすべての戦争は、憲法違反であると。

日本国憲法が施行された1947年、アメリカではNastional Security(国家安全保障)の法律ができて以降、Warと呼ばずDefenseと呼び、”大量殺人という公共事業”をやっていると、実にわかりやすい表現をされた。

憲法は、権力者の暴走を抑制するために権力者を縛るものである。だから、大日本帝国憲法は憲法ではなく、ごまかしの”カニタマ憲法”であると酷評。日本国憲法こそ歯止めが効いた本物の憲法であると。

 

選挙後(今春)初めての農作業

朝から午後3時頃まで、選挙後のいろいろな対応・処理。

その後、天気もいいし、田植え準備に初めて取り掛かる。田んぼの畔草が伸びてきていたので、刈り払い機で草刈り。一通り終わったころ、夕陽が「アシタモ、ガンバレヨ」と言っていた。

3期目の当選、ありがとうございました

3名はみ出し、行政の不祥事に関わっての対応の中の厳しい選挙でした。そのため、新人3人が大量得票し、現職の多くが減票、私も174票減らす540票、10位という厳しい結果でした。

しかし、当選には間違いなし。3期目の新しい議会では、初心に返り、公約実現に力を尽くします。

多くの仲間の人たちの支援に感謝します。

選挙戦の拠点、大森事務所の内と外

 

’17町議選、最終日

早いもので5日間の選挙戦が終わった。

今日は朝から強風雨。この中をみなさんで朝立ち宣伝。何やら最終日みそぎを受けての本日のスタートだった。その後、午前中のうちから晴れ間が見えだし、気持ちよく選挙活動ができた。

5日間の選挙期間中最高の22回の街頭演説をこなし、延べ84カ所で演説をしたことになる。さすがに疲れたが、事務所前で最後の挨拶をし、選挙活動を終えた後は心地良い疲労感であった。

たくさんのみなさんに本当にお世話になりました。ありがとうございました。

後は明日の投票日を待つのみ。

町議選は最終盤

今日も天気が良く、気持ちよく選挙活動ができた。

今日で町内全域を一通り回り、ほぼ全集落に入った。この4日間で64回街頭演説をして政策を訴えることができた。芝切りの農作業している人たちもあり、耳だけ選挙カーに向けていただいた所もあった。夕方には何人も話を聞きに出てきてくださった集落もあり、有難かった。

明日は最終日。しっかりと最後まで訴えたい。

※写真は昨日のもの

 

’17大山町議選のスタート

大森、3期目の挑戦です。

今日から、5日間の選挙戦が始まりました。多くの仲間に支えられての総力戦です。

初日は雨の中のスタートになりました。旧大山町内のほぼ全集落を回りました。街頭演説をわざわざ出てきて聴いてくださる方、手を振ってくださる方、家の中で聴いてくださっているだろうという方、・・・ありがたいことです。やや睡眠不足だったのですが、励まされて元気で1日目を終えました。

写真は出発式の様子です。

ここまで来た「戦前型」教育~保育所・幼稚園にまで「君が代・日の丸」の強制~

アベ政権は、積極的平和主義と称して次々と軍事拡大の政治を進めている。教育の変質もその一環だ。

学校での指導要領を変えて「愛国心」教育(わかりやすく言えば、上から押し付ける愛国心)を推進しているが、ついに今度はそれを幼児にまで押し付けようとしているから、見過ごせない。

戦後の民主主義教育を実践してきた者として、孫たちが戦前型の「君が代・日の丸」強制の教育に染められることを絶対に許せない!

「君が代・日の丸」が法制化された時、政府は押し付けないと言った。これは詭弁だと思っていた。やっぱりそうだ。権力者はいったん法制化すれば、自分の好きなように変質し、拡大させていく。「君が代・日の丸」もそうだ。

やっぱり、「アベ政治を許さない」!!

本日付けしんぶん赤旗より

 

 

戦前の教育を目指す学校法人に、超格安で国有地を売却?!ありえない話が現実に

学校法人「森友学園」は、幼稚園で「教育勅語」を読誦させているというから驚きだ。これだけでは不十分だから、「教育勅語」教育を小学生にも行うために小学校を開校するという。

ところが、9億6千万円もする国有地を、財務省は1億3千万円ほどでこの「森友学園」に売却したという。それだけに終わらず、「有益費」を差し引いて最終的には224万円で売ったことになるという。

こんな”おいしい話”は世の中にそうあるものではない。常識では考えられない。政治家がかかわっているとしか考えられないという。4月に開校予定のこの小学校の名誉校長に、安部昭恵首相夫人が予定されていたというし、学校名も「安倍晋三記念小学院」としたいという理事長の思いもあったという。

戦前型政治を目指す右翼的な安倍首相だから、何らかのかかわりがあっても決して不思議ではない。むしろ、そう考えた方が自然かも。

この疑惑事件はとんでもない方向に発展するかもしれない・・・

本日付のしんぶん赤旗より

 

 

大山町議会12月定例会、きょう終わる

大山町議会も12月定例会が本日終了。日本の政治・社会の縮図がせまい大山町の行政や議会の中にもあると実感させられた12月議会でした。

4月の町長・町議会選挙を前にして、役場職員からの記者クラブへの投書に端を発した新聞記事沙汰。何が事実か、虚偽か、誤解か今のところ不明の段階。一生懸命頑張ってきた職員幹部の「不祥事」が問題になっているが、真相を明確にしなければならない。今、監査委員が懸命に聴き取り、諸書類調査をされている。今は、その調査結果を待つのが賢明だ。新聞記事になると、当事者はまるで容疑者扱いのような言動をする御仁がいるのはどうも解せない。この事件をみて、当事者は今の日本の政治の「犠牲者」ではないかという人もいる。いずれにしても、大きな課題を抱えて新年を迎えようとしている大山町行政・議会である。

今回、一般質問で、同和問題を取り上げたが、これも難題だ。誰もが部落差別はいけないと考えているのに、なかなかうまくいかず、悩みが多い。間違いなく、解消の方向に進んでいるのに、部落差別は根強くあるので特別な施策を続ける必要があると解放同盟や県・町行政はいう。なぜ、部落差別は根深くあるというマイナス思考なのか。生活環境の格差はもちろん、就職差別も結婚差別も解消してきているというのが私の実感である。なぜ、プラス思考で残る課題の解決に向けて推進しようとしないのか。同和問題は、同和地区も地区外もない融合した状態をつくることが最終解決の早道なのに、いつまでも「同和地区」を固定化して、「地区」と「地区外」に分けて垣根を作り解決を遠ざけようとするのは間違いと考える。

様々な問題、課題を抱えながらも、いい方向に、みんなが幸せになれる方向にもっていくよう努力しなければならない。その点で、今議会で、良かったのは、議長交際費について、その支出に関する要綱を作り、ホームページで公開するようになったことである。小さな改革かもしれないが、議会改革の一つとして一歩前に進んだと思う。