妻木晩田遺跡で弥生期の石棺が出土

大山町から米子市淀江にまたがる、日本最大級の弥生時代の集落跡、妻木晩田(むきばんだ)遺跡。20年前、ゴルフ場開発の事前調査で弥生期の貴重な四隅突出墓が見つかり、地元住民・全国の考古学者挙げての保存運動の結果、国史跡として保存され、いまや鳥取県立妻木晩田遺跡公園としてよみがえっています。あまりにも広いため、毎年、今もどこかで発掘作業が続けられています。

先日、久しぶりに遺跡を訪れました。というのも、今発掘作業が行われている「仙谷墳墓群」で県内では初めてという弥生時代の石棺が出土したからです。人骨や副葬品はなかったということですが、妻木晩田遺跡の盛衰を考察する貴重な発見だそうです。

当日は100人ほどの見学者が現地説明会に押しかけていました。今後もきっと貴重な発見が続くであろう妻木晩田遺跡です。

仙谷8号墳 眼下には日本海、美保湾が広がりロケーションもいい

仙谷8号墳 眼下には日本海、美保湾が広がりロケーションもいい

自然石で作られた石棺

自然石で作られた石棺

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きょう23日は、遺跡公園で「妻木晩田まつり」のイベントをやっているそうです。でも、行く余裕がありません。午前中は田圃の畔の草刈り、午後はこれからブルーベリー園の草刈りに出かけます。

広大な妻木晩田遺跡をたまにはゆっくりと散策したいものですが・・・