大山一斉清掃から淀江の産廃処理場問題を考える

20日は、秋の大山一斉清掃の日でした。

観光客のマナーの悪さからごみが絶えなかった大山のごみを無くそうと始まった、この大山美化推進運動は30年以上にもなります。運動が功を奏して、今では、捨てられた空き缶などはほとんどなくなり、きれいな大山になりました。今はもう一斉清掃が不必要なくらいです。しかし、美化の啓発、自然保護の精神運動の一つとして、春と秋の2回、脈々と続けられています。

小雨の中、開始式。博労座会場だけで約300人が集合

小雨の中、開始式。博労座会場だけで約300人が集合

大山の周辺はきれいになっても、ふもとの道路沿い、特に大山インターの入り口には捨てられるゴミが絶えません。自家用車からのポイ捨てです。今や、大山のごみ拾いはやめて、ふもとのごみ拾いをしたいくらいです。ふもとも美しくあってこそ、大山の美しさは値打ちがあるというものです。

その視点から、大きな疑問、矛盾が大山のふもと(淀江町小波)に建設されようとしている産業廃棄物処分場。いくらシートで囲っても汚水漏れはないという保証はありません。近隣には、大山の湧水である「真名井の水」や「本宮の水」があります。

19~21日の3日間、米子・大山周辺で開催されたエコツーリズム国際大会でも、森林・里山・海の連環をもつこの周辺の自然環境の素晴らしさは、絶賛されたところです。

大山のふもとに産業廃棄物処分場なんて、絶対ふさわしくありません!!