安倍晋三にとって強行採決は当然か、しかし、今にみておれ…

 安倍政権・自公与党は、やはり強行採決の暴挙に出た。しかし、彼らにとっては数の力にものを言わせた強行採決は当然なのだろう。テレビで強行採決の場面を見ていると、彼らは無表情で何のためらいもないような顔をしていた。少なくなくとも見た目では。内心は違うかもしれない。

 とにかく、安倍内閣の閣僚たち、自民・公明党の議員連中は、憲法違反という大罪に手を染めたのだ。われわれ国民は黙っていない。犯罪を完遂した暁には、国民多数の英知と冷静な怒りで、彼らを司法の場に引きずり出すしかないだろう。

 そのようなことを、小林節慶応大学名誉教授は、ある講演会で次のように話している。

「今回、強行採決をされても、諦めないで下さい。予定通り、バカがバカをやっただけです。『やっぱり来たか! バカ野郎!』と言っていればいいのです。強行すれば、参院選はつまずく。いや、つまずかせる。違憲訴訟も準備しています。法律が成立してしまったら、その瞬間から我々の平和的生存権がシクシクと害され続けるのです。たくさんの人が集団訴訟を起こすでしょう。今日も弁護士会でお願いをしてきました。『何百人という話も出ていますが、1000人の弁護団を作りませんか』と。そうすると、地裁の裁判官も『違憲』の判決を出しやすくなる。私は死ぬまで諦めません」