大山小学校卒業式、16人の児童が学び舎を巣立つ

 大山町の学校の卒業式は、中学校が先週、小学校は今日おこなわれた。大山小学校の卒業式に参列した。大山小学校を退職してから毎年参列しているが、今年は特別感慨深いものがあった。教師生活最後の5年間を母校に勤め、最後の2年間は特別支援学級でM君を担任し、彼が卒業するからだ。

好奇心が強くいろいろやってみたがるM君は、6年間で大きな発達を遂げた。今日はその集大成、発表の場でもあった。卒業証書を受け取る前のメッセージ発表では、緊張感の中、自分の将来の夢と家族への感謝の言葉を堂々と話すことができた。4年生の社会科見学で消防署に行ったのがきっかけで、消防士になりたいという。『そうか、頑張れよ!』と、心の中でエールを送った。

卒業メッセージを発表

卒業メッセージを発表

 

校長先生から卒業証書を

 

卒業生がみんなで発表する「門出の言葉」では、3か所の”セリフ”をこれまた堂々と発表した。練習の成果とはいえ、言葉が少なかった入学当初と比較すれば、彼にとっては大飛躍である。彼自身のがんばりと周りの支え、そして、児童数100人足らずという小規模校の落ち着いた環境が、発達を促したと思う。

 

門出の言葉を発表

門出の言葉を発表

これから始まる県立米子養護学校中学部での生活、そして、その後の彼の人生に幸あれと祈らずにはおれない。