集団的自衛権行使容認の議員が多数―大山町議会の実情

大山町議会は今日が最終日。議案、請願・陳情等の討論、採決をした。

焦点の集団的自衛権の行使容認に反対する請願は、残念ながら逆転され不採択となった。採決では6:9であった。憲法9条を守って戦争する国にしてはならないという議員が、大山町議会には半数もいないのである。情けない。自衛隊が海外に出て戦争しても良しとする議員が多数とは・・・

この請願に反対した議員の中には、討論で「立憲主義の否定には反対だが、中国の脅威を見るとき、また、世界で紛争が絶えない中、中立の国が武力を行使して解決すべき」という議員がいた。議会の現実、議員の現実を感じた。

《憲法9条を変えて(なくして)、海外で戦争できる国にする》これは、決して普遍的な考えではないし、日本の今に生きる我々が次の世代に渡すバトンではない、と強く思う。

また、議会終了後に開かれた議事運営委員会で「討論は一人の討論が長くならないよう時間制限をしたらどうか」と、驚くべき発言が飛び出した。 これもまた、大山町議会の現実・・・