大山町議会の12月定例会が、最終日の20日終了しました。最終日は各議案の質疑、討論、採決が行われました。この中で、特に争点になったのは、「徴税等の滞納に対する行政サービス等の制限措置に関する条例の制定について」の議案と、私が提案した「特定秘密保護法の施行中止を求める意見書の提出について」の発議案でした。
「徴税等の滞納に対する行政サービス等の制限措置に関する条例の制定について」・・・悪質滞納者に対して、放課後児童クラブやスポーツ大会等派遣費助成など24項目について制限をするというもので、それによって町民税・固定資産税・国保税などの滞納の抑止効果を狙っています。 私は、懲罰的なやり方で納税を促すべきではない、滞納と行政サービスを関連させて考えるべきではないことなどを主張して、反対討論をしました。しかし、採決では、4:11で可決されてしまいました。決して自慢できるものではない条例が、鳥取県で初めて制定されることになりました。
「特定秘密保護法の施行中止を求める意見書の提出について」・・・国民の7・8割が廃案ないしは慎重審議を求める希代の悪法「秘密保護法」が、自公与党の数の暴力によって強行可決されました。これの施行中止を求める意見書を国へ上げようと呼びかけました。しかし、残念ながら、5:10で否決されてしまいました。 保守の議員は、「大森さんは不安をあおっている」「秘密はアメリカと共有すべきだ」「秘密はあってもよいのではないか」と言います。この法律の危険な本質がまるでわかっていませんし、わかろうともしないようです。提案した意見書は次の通りです。