17回目になる米子での「平和のための戦争展」。今年は趣向を変えて、1日のみの開催。しかし、内容は充実し、入場者も多数だった。例年の展示のほかに、今年のメインは、女優の日色ともゑさんらによる「夏の会」の朗読「夏の空は忘れない」、そして、昨年亡くなった中沢啓治さん追悼記念としての「はだしのゲン」の上映であった。
「はだしのゲン」の上映が始まる午後1時ごろから、子どもたちが続々と詰めかけ、670名ほどで満席になった。子どもたちにロング人気の「はだしのゲン」である。核兵器廃絶、反戦平和の将来の担い手になってほしい。
朗読「夏の空は忘れない」は、以前の地人会による「この子たちの夏」よりもさらに充実した内容で、観る者の心を揺さぶらずにはおれなかった。夏の会の女優さんたちの意気込みが伝わってきた。地球上から核兵器がなくなる日まで、ヒロシマ・ナガサキを訴え続けてほしいと切に願う。 会場ホールは満席だった。