参院選を前にしての6月議会で、大忙しです。議会モードにしたり、選挙活動モードに切り替えたり。
昨日は、一般質問の日でした。今回は1問のみ取り上げました。テーマは「保育士の処遇改善を」です。大山町でも、臨時の保育士が多く、中でも嘱託保育士は115人中21人。このうち18人がクラス担任を持っています。正規の保育士21人とほぼ同数の保育士がクラス担任です。正規と同じ責任を持って、同じ仕事をしながら、賃金は低く抑えられ、休暇日数なども対等ではありません。
クラス担任手当てとして5000円が今年度から付いたそうです。処遇改善で一歩前進ですが、これでも経済的自立は図れません。そのうえ、担任業務としての保育計画や記録の作成、教材準備などは時間外にならざるを得ず、長時間残業や持ち帰り残業も常態化しています。
厳しい労働条件と低賃金。これが保育士不足の原因になっています。嘱託保育士をはじめ、保育士全体の処遇改善は、自治体の努力では限界があります。やはり、国による大幅な賃金アップ、配置基準の改善が必要です。
アベ政権は6000円の賃金アップを打ち出しましたが、こんな低額では参院選を前にしたごまかしとしか言えません。ゆきとどいた保育、充実した子育て支援のためには、国の責任が大きいです。