20団体による実行委員会主催の2015年平和のための戦争展を今年も米子市文化ホールで開催した。7月27日の県西部地区の戦跡めぐりに続く2日目のメインイベントである。
被爆・終戦70年の節目の今年は、各種展示や各種体験コーナーに加えて、映画・ミニライブ・講演&パネルディスカッションと多彩な催しであった。
映画は、中国残留孤児の父と言われた長野県の僧侶山本慈照氏の満州での過酷な体験と残留孤児探しの物語である。慈昭氏の「戦争は騙す者と騙される者がいて始まる」という言葉は印象的であった。
ミニライブは、神戸税関・境港税関に勤務した経験を持つ森田さやかさんの平和の歌であった。彼女の作詞作曲のオリジナル曲は、耳に心地よかった。
講演&パネルディスカッションは、2年前まで広島平和文化センター理事長であったアメリカ人で三次市在住のスティーブン・リーパーさんが、日本から核のない世界を実現しようと講演し、パネルディスカッションは、私を含む5人が各方面から平和文化の構築について述べた。
充実した盛夏の一日であった。